平成25年度


4. 日本・南米の農業ビジネス創出に向けた交流


4.① 日系農業関係者幹部との交流

内容 日本・南米4カ国間の農業ビジネスの創出に向けて、日本の食品関係企業、農協関係者などが南米を訪問し、意見交換、視察する交流。
備考 南米4カ国いずれかで実施、参加者は日本から7~8名、計2週間以上。
第1回日系農業者団体連携強化会議に合わせて実施。
実施 ①第1次派遣
  • 日程:2013年7月26日(金)~8月9日(金)
  • 参加者:3社(株式会社えひめ飲料、株式会社アトリー、SANATEC商事)
  • 場所:ブラジル、アルゼンチン
  • 内容:参加企業は株式会社えひめ飲料、株式会社アトリー、SANATEC 商事の3社。この3社はすでに日本・南米間の農業ビジネスを実現させており、第1回日系農業者団体連携強化会議の場で日本との農業ビジネス創出のための進言と、南米日系農協とのマッチングによる新たな取引の可能性模索という目的で派遣した。

②第2次派遣
  • 日程:2014年2月7日(金)~2月20日(木)
  • 参加者:2社(株式会社旺方トレーディング、NPO法人 地球の心・日本)
  • 場所:ブラジル、パラグアイ
  • 内容:参加企業は株式会社旺方トレーディング、NPO法人 地球の心・日本の2社。それぞれ、南米市場の開拓と、種子油プロジェクトの実行可能性調査を目的に派遣した。

③第3次派遣
  • 日程:2014年2月25日(火)~3月10日(月)
  • 参加者:1社(サンジョアキン農協)
  • 場所:東京都、山梨県
  • 内容:日本での第39回国際食品・飲料展 [FOODEX JAPAN 2014](平成26年3月4日から7日)への出展を主たる目的として実施した。参加はブラジル・サンタカタリーナ州のサンジョアキン農協。

4.② 日本・南米4カ国間の農業ビジネスのセミナー等

内容 日系農業関係者幹部交流の実施と併せてセミナーを開催し、農業ビジネスにかかる商談が行えるような場を設ける。
備考 可能な限り多くの参加者を募集する。日系農業者団体連携強化会議に合わせて実施予定。
実施 ①第1回
  • 日程:2013年7月30日(火)
  • 参加者:42名
  • 場所:ブラジル国パラナ州ロンドリーナ市クリスタル・パラセ・ホテル会議室
  • 内容:第1回目は、南米で開催された第1回日系農業者団体連携強化会議の会場に直接日本・南米双 方から食品を数種類持ち込み、小規模な展示を行うことで、実際に手にしながら意見交換を行っ た。日本側からはマテ茶とその関連食品及びみかんジュース、南米側からはコショウやりんごジュース等が展示された。

②第2回
  • 日程:2013年11月12日(火)
  • 参加者:35名
  • 場所:JICA竹橋合同ビル
  • 内容:第2回目は、国際協力機構(JICA)中南米部と本事業との共催というかたちで、「中南米・日系社会と連携した農業ビジネスセミナー」を開催した。同JICAセミナーの参加者のなかから、実際に南米との農業ビジネスに着手したいとの希望者が数名挙がり、うち1名をその後に実施される「日系農業関係者幹部との交流プログラム」にてブラジル現地への派遣に結びつけることができた。

③第3回
  • 日程:2013年11月12日(火)
  • 参加者:約300名
  • 場所:千葉県幕張メッセ
  • 内容:第39回 国際食料・飲料展(FOODEX JAPAN 2014)への出展というかたちで実現した。ブラジル・サンジョアキン農協が出展し、主品目であるワイン及びリンゴジュースを来訪者に試飲してもらいつつ、販売代理店を探すことが主たる目的である。今回のFOODEX出展により、今までブラジル産のワインについて馴染みの薄かった不特定多数の客層に周知することができた。