平成31年度


2. 研修・交流事業


<研修コース>
1. アグリビジネス研修「有効活用」, 2019年9月22日~10月17日, 8名
2. アグリビジネス研修「農業ツール」, 2019年10月28日~11月23日, 8名
3. 技術研修「土づくり」, 2019年10月5日~10月30日, 4名
4. 女性活躍促進研修, 2019年11月15日~12月10日, 8名

<スケジュール>
- 研修生募集(第1回連携強化会議:7月9日)
- 募集締め切り(7月31日)
- 書類審査・面接(~8月上旬)
- 事業推進委員会最終審査(8月中旬)
- 合否連絡(8月下旬)

 


2.① 若手農業者等の育成研修(日本への招へい)

内容 農業・食産業の組織やビジネスを牽引する役割を担う次世代リーダーとして見込まれる者を対象として、農産物の高付加価値化、6次産業化等について学ぶと共に、日本の農業関係者と交流を深める研修を実施する。
備考 場所:日本
参加者:20名以上
時期:3週間以上(9-11月)
実施 ①アグリビジネス研修「有効活用」
  • 日程:2019年9月22日(日)~10月17日(木)
  • 参加者:8名(ブラジル7名、アルゼンチン1名)
  • 場所:東京都、埼玉県、神奈川県、山梨県、千葉県、静岡県、広島県
内容:
(1)農業・食産業の組織を牽引していく次世代リーダー、特に新規ビジネスを始める意欲のある者を対象として、農産物の規格外品の有効活用の取組を学び、付加価値を付けた販売に繋げる方法を学ぶ。
(2)展示会視察や企業訪問を通した交流によって、農業分野における最新技術・新製品について学び、日本の技術・製品を活用した新たなアグリビジネスの立ち上げを目指す。

 
②アグリビジネス研修「農業ツール」
  • 日程:2019年10月28日(月)~11月23日(土)
  • 参加者:9名(ブラジル5名、パラグアイ3名、ボリビア1名)
  • 場所:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、岩手県、広島県
内容:
(1)農業・食産業の組織を牽引していく次世代リーダー、特に新規ビジネスを始める意欲のある者を対象として、日本で活用されている農業分野のツール(資材、機械、パッケージなど)について学ぶ。
(2)展示会視察や企業訪問を通した交流によって、農業生産から収穫・選果・加工・流通に関するソリューションや農業分野における最新技術・新製品について学び、日本の技術・製品を活用した新たなアグリビジネスの立ち上げを目指す。

 
③技術研修「土づくり」
  • 日程:2019年10月5日(土)~10月30日(水)
  • 参加者:3名(ブラジル1名、パラグアイ2名)
  • 場所:東京都、千葉県、山梨県、長野県
内容:
(1)所属組織の農業生産を改善していく意欲のある次世代リーダーを対象として、日本の農作業における土づくりや土壌に関する最新の研究、土壌改良の最新技術・製品について学ぶ。
(2)土壌改良剤等の企業訪問や展示会、ビジネスセミナーによって南米とのビジネスに関心を有する企業と交流し、日本の技術・製品を活用した新たなアグリビジネスの立ち上げを目指す。

 

2.② 日系農業者団体女性部の女性活躍推進研修(日本への招へい)

内容 日系農業者団体女性部を対象として、食品製造、花きの栽培、販売等実地体験を交え、日本の農村女性の取組を視察し、女性をはじめとする農業関係者と交流を深める研修を実施する。
備考 場所:日本
参加者:8名以上
時期:3週間以上(11-12月)
実施 日系農業者団体女性部の女性活躍推進研修
  • 日程:2019年11月15日(金)~12月10日(火)
  • 参加者:8名(ブラジル5名、アルゼンチン1名、パラグアイ1名、ボリビア1名)
  • 場所:東京都、千葉県、埼玉県、長野県、愛媛県、高知県
内容:
(1)日系社会の地域活性化に取り組む意欲ある女性を対象とする。展示会視察し、日本における農産物加工や販売方法を学ぶ。
(2)日本の地方を訪問し、農村の地域活性化の取組に触れる。さらに女性のエンパワーメントを目的として、アグリツーリズムに取り組む女性の活動の視察や農村女性団体との交流を図る。帰国後に、所属する組織・地域でのアグリツーリズムや特産品開発の新たな活動を目指す。

 

2.③ 農業・食産業分野に係る専門家派遣による研修(中南米現地)

内容 野菜・果樹の栽培技術、農産物の加工技術、日本食の調理法等の研修に応じた専門家を中南米現地に派遣し現地研修を行うとともに、中南米の農業先進地の農業や食品関連施設の視察を行う。
備考 場所:南米
参加者:34名以上
時期:3日間以上(7月,9月,10月)
実施 ①販売・マーケティング
  • 専門家:松村繁満
  • 日程:2019年11月10日(日)~11月14日(木)
  • 参加者:54名(ブラジル/アルゼンチン/パラグアイ/ボリビア/ペルー/在外公館)
  • 場所:ブラジル国ミナスジェライス州サンゴタルド市
内容:
サンゴタルド地域は地域ブランドを立ち上げ、そのマークを商品に付けることで、付加価値の高い商品を販売している。生産者の情報を消費者に開示し、さらに QR コードの導入によって、生産者の情報や輸送の方法が消費者に示すトレーサビリティに取り組んでいる。研修ではサンゴタルド地域の各生産グループの取組を視察するとともに、農協の改善指導を行っている松村専門家から「カイゼン活動の農業分野への導入」というテーマで、サンゴタルド地域で実践可能な改善の取組について講習を行う。

 
②地域活性化
  • 専門家:辻本京子
  • 日程:2020年1月19日(日)~2月6日(木)
  • 参加者:152名(ブラジル/アルゼンチン/パラグアイ/ボリビア)
  • 場所:ブラジル国サンパウロ州ピラールドスル市、カッポンボニート市、レジストロ市、サンパウロ市
内容:
愛媛県西予市の山間部にある遊子川地域における地域活性化や、遊子川ザ・リコピンズの規格外トマトの加工品開発の取組を紹介する。講習後にグループワークを行い、参加者自身が考え、今後の地域活動に活かせるアイデアを出し合いプロジェクト計画を発表する。さらにサンパウロでは南米各国の女性による「女性による地域活性化セミナー」を実施し、女性団体活動の価値向上及び相互促進を図る。